2015年2月28日土曜日

砂塵にさまよう 2003年

イランのアスガー・ファルハディ監督による総天然色映画。


主人公の一人である青年は、好きな女性と結婚するものの、彼女の母に関する噂などお互いの家で認めず、離婚させられる。そのため相手方に離婚の慰謝料を払わずにいられない立場となった。また過去の借金等で逃げている。たまたま友人の手引き等で、バンの荷台に隠れ追手から逃げおおせる。この古ぼけたバンは砂漠を目指していた。運転するのは砂漠で蛇を捕まえことを仕事としている老人。砂漠に着いた後老人に見つかりバンから追い出される。灼熱の砂漠で青年は盛んに老人へ悪口雑言を叩く。老人は蛇捕りに出かける。老人と青年のやりとり、といっても前者はほとんど無言で、若者が喚き散らすといった感じなのだが、この部分が結構長い。

若者は自分でも蛇捕りはできると言い出し、出かけるがかえって蛇にかまれてしまう。ほっておくと毒が体にまわり死んでしまう。噛まれた指を切り落としバンは都会の病院目指して駆ける。この車中で苦痛を訴える若者と老人の会話で、老人の過去がわかってくる。

現代日本では考えられないような砂漠の蛇捕りなど強烈な印象を与えるし、青年とその妻、あるいは老人の過去の挿話など印象に残る映画である。

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