2015年2月10日火曜日

東遊記 昭和15年

李香蘭主演、大谷俊夫監督による満洲映画協会、東宝提携作品。



満洲の田舎町。二人の青年が日本へ行っている友人から東京に招かれる手紙を受け取る。二人は日本へ旅立つ。東海道線で切符を失くし歩いて東京まで行こうとする。十国峠で映画のロケ隊に会う。臨時で参加し、東京まで車に乗せていってもらう。この映画隊の中に原節子がいる。東京の中華料理店に行くと主人は留守という。帰るまでたらふく注文をする。友人が主人だからカネの心配はないはずだった。ところが主人が帰ってくると別人。実は友人はコックにすぎなくもう辞めていた。肩を落とし、街をさまよい歩く二人。

その後二人はサンドイッチマンになったり、そこから化粧品の宣伝マンになってすっかり有名になる。この会社に友人の義妹(李香蘭)が勤めていた。彼女は通訳を務めた。ある日中華を食いたくなった二人が入った店は、友人が経営していて遭遇する。友人は自分の職業がたいしたことないので恥じて名乗り出なったと打ち明ける。また李香蘭が義妹とわかる。二人は美人の彼女に密かに恋していた。しかし彼女に婚約者がいると知りがっかり。友人一家は満州へ戻るという。青年二人も自分たちがやっていることを空しく思い一緒に帰郷する。最後は満州の大地で農作に勤しむ彼ら。

中国人(満州人)は原則として中国語しか喋らないので字幕が入る。背景が白っぽいところが多く読みにくかった。

中国の観客を意識したのか、東京の各地で地名が字幕で出てくる。浅草とか日比谷とか。戦災を受ける前であり現在みるとどの辺か不明のところが多い。似ているのはお茶の水の聖橋からお茶の水橋を眺めたあたり。聖橋の石の欄干、以前はこの映画通り造られた当時のままで低かったが現在では高くされている。

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