村山三男監督、大映、95分、白黒映画。
飛行機上で死体が見つかる。殺人の模様。既に幾つもの殺人事件が起きており、警察は全く手がかりを掴めてない。いきなり路上で人が倒れ死ぬが、空を指し、羽音がするだけである。実はこれは旧陸軍が開発したという、人間が蠅になり自由に飛び回れる薬を使っての犯罪だった。
警視庁の担当の友人は科学者で宇宙線の研究に従事していた。たまたま副産物として物体を透明にする装置を開発した。ただ透明にしたのを元に戻そうとすると死んでしまう。刑事は透明化装置を使い、蠅男に対抗したいと友人に頼むが、友人の科学者は拒否する。殺人事件が次々と起こるので、科学者自身が透明人間になる。悪事の打ち合わせをしているところへ行き、聞き出す。
蠅男の悪党は透明人間にする装置が欲しくて、拒否すれば爆発を起こすと脅す。旧日劇付近の電車を爆破する。ビルの屋上で蠅男(に変身する前の悪党)が警察と取引をしようとするが、透明人間に邪魔され、警察との撃ち合いで蠅男は屋上から転落する。透明人間から元に戻す装置も完成した。
0 件のコメント:
コメントを投稿