2022年4月17日日曜日

ビッグ・シティ 1963

サタジット・レイ監督、印、135分、白黒映画。

1950年代のカルカッタが舞台、主人公は夫が銀行員、義父母と子供二人で住んでいる。夫の給料では十分な生活ができないので、主人公は外に働きに行こうかと相談する。夫は外聞が悪いように思っているが背に腹は代えられない。義父母は嫁が外に出ることを嫌がった。

面接に行く。合格した。仕事は編み機の販売員である。各家庭を回り売っていく。主人公は成績が良く、社長の覚えめでたい。義父は元教師だったので、かつての教え子たちを訪ねていく。来られた方からすれば物乞いである。夫は内心妻が儲けているのが不愉快で、アルバイトを自分が始めたら妻の仕事はやめさせるつもりだった。ところが自分の勤める銀行が破産する。妻を辞めさせるわけにはいかなくなる。夫が失業したと知った妻は社長に昇給を要求する。

販売員仲間にイギリス人の女がいる。社長は働きが良くないと言って馘にする。そこへやって来た主人公は、仲間を侮辱した、彼女に謝れと要求する。社長はお門違いと反論する。主人公は怒り、その場で辞表を出して立ち去る。建物の入口で夫に会う。夫は社長に別の場所で働く口を捜してもらうはずだった。妻は泣き、事情を話す。夫は理解する。自分を理解してくれる夫に感謝する。こんな大都会だから仕事は他にもあると言って二人は去っていく。

最後の主人公が社長に抗議するところはやや非現実的に見える。かつての支配者であるイギリス人にもインド人は味方するといいたいのか。主人公は理想的過ぎに描かれていると思う。

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