2021年1月3日日曜日

華麗なる闘い 昭和44年

 浅野正雄監督、東宝、94分、内藤洋子主演。

洋裁学校に通う内藤は高級洋装店を経営する岸恵子から引き抜かれ、そこで働く。岸は内藤を贔屓にし、愛人の中年男との会食も連れていく。岸はパリに行きたいので、店は内藤に任せたいと告げる。奮起して内藤は仕事に取り組む。ただ岸が旅だった後、店の経理は乱脈を極め、放っておいたら破産である。金は岸がみんな持って行ってしまった。内藤は獅子奮迅の働きで店を立て直しファッションショーの開催までこぎつける。その間、岸の愛人だった中年男と関係を持ち利用する。ところがファッションショー開催寸前になって岸がパリら戻ってくる。そしてファッションショーは岸のデザインの発表の場となった。また内藤が愛人にしていた中年男が今度は外国に行ってしまったと聞く。自分の店を持つつもりでいた内藤は、岸から今度独立すると聞いたと言って、体よく放り出される。中年男を愛人にしていたので、内藤を好いていた岸の弟の若い男からも見限られる。岸と中年男にいいように利用された内藤は「大人って凄いな」と言って去る。

昭和40年の「赤ひげ」で映画デビューし、翌年のTV「氷点」で大人気になり、45年結婚して外国に行って芸能界と縁を切った内藤の末期の映画である。なぜかあまり話題にならない。同年の「地獄変」の方がまだ聞く。短い芸能期間の間、人気があったのでそれなりの数の映画に出た。他の映画の方が有名である。なぜ本作が話題にならないか、事情でもあるのか知らない。騙されても前向きに考えていくので良いようであるが、自分が大人になったら人を騙すつもりなのか。

0 件のコメント:

コメントを投稿