2021年1月9日土曜日

侠女 1971年

 胡金銓監督、台湾、179分、武侠映画。

田舎で人相描きをしている男は母と二人暮らし。隣家のあばら家に若い娘が老女と引っ越してくる。男と母は関心を持つが、世を避けて暮らしたいようである。実は若い女は父親が政治の冤罪で死刑になりその復讐を誓っていた。お供の将軍二人も普通人に化けてこの町に来ていた。ある軍人風の男が町にやって来る。女や将軍を捜していたのである。映画はこの女と追撃する政府軍との戦いが主な筋である。絵描きの男は女と組んで、自分は軍師になり政府軍を迎え撃つ戦略を練る。女側と政府側の争いは熾烈を極め、最後に女たちは僧侶に助けられる。高僧は敵方の首領も打ち負かす。女らは出家し俗世間から離れる。後の中国の武侠映画に影響を与えたとされる。

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