2019年9月2日月曜日

彼奴は顔役だ The Roaring Twenties 1939

ラオール・ウォルシュ監督、107分、ジェームズ・キャグニー主演。
アメリカの狂騒の20年代が背景で、主人公のキャグニーは禁酒法下のもぐり酒場によって大儲けするなど波乱の人生を送る。

第一次世界大戦の塹壕から映画は始まる。塹壕に飛び込み知りあいとなったキャグニーとハンフリー・ボカードは戦後に商売で再会することになる。
戦後仕事が無くてあぶれているキャグニーは、慰問が沢山来た女を訪ねる。相手が高校生と知り子供と思って去る。
禁酒法時代である。もぐり酒場は大いに儲けていた。ある日酒を頼まれ運んだキャグニーは正直さで、女主人から好かれる。女主人はキャグニーを誘い酒場を拡張する。それにはボガード、更に塹壕のもう一人、弁護士志望の青年も加わる。あの女高生だった女に再会し、今度はキャグニーはすっかり惚れ込む。酒場の歌手として使う。好きになるものの、女は弁護士の青年と相思の仲になっていく。後にキャグニーもそれを知る。

儲けの関係で、キャグニーはボガードと仲を分かつ。大恐慌が起こり、キャグニーは破産、以前友人としていたタクシーの運転手に戻る。
ある日あの女を乗せる。弁護士と結婚して幸せになっていた。夫は検事になっており、ボガードを告発する予定である。女は夫を案じ、キャグニーに助けを求む。
キャグニーはボガード宅に乗りこみ、ボガードを殺すが、手下たちにやられる。

キャグニーのギャング映画(それほどギャング物に見えないが)の中でも評価の高い作品だそうである。

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