2024年4月13日土曜日

レイジング・ファイア 怒火 2021

ベニー・チャン監督、中・香港、126分、軽擦映画、かつて刑事だった男たちの復讐譚。香港とヴェトナム人の麻薬取引の現場をおさえるべく警官隊が乗り込む。しかし覆面の複数の男たちが現れ、取引当事者だけでなく、警官隊もほとんどやられる。

主人公の刑事は堅物で金で懐柔しようとする悪人のいいなりにならず、警察内部でも上司からの受けが悪い。映画は数年前に戻る。要人銀行家が誘拐され、身代金が要求される。警察上部はいかなる手段をとっても解決しろと命令する。容疑者らを暴力的に叩きのめし、銀行家は救助されたが、犯人の一人が死亡する。警察内部の査問会が開かれる。主人公の刑事は部下の刑事らが死亡者に暴力をふるったか問われ、その現場を見ているので、肯定する。これによって刑事らはブタ箱送りとなった。後に出所してから警察と銀行家に復讐すべく、組んだのが映画の初めの方に出てきた覆面団である。

主人公は悪漢のアジトとなっている街に単身乗り込み、奪われた麻薬があるので問い詰めるが白を切られ、悪漢のボスは逃げる。追っかけ劇があり、最後にボスは車に轢かれて死ぬ。この車は復讐団の一人が運転していた。復讐団のボスは主人公の刑事のかつての部下で、査問会で庇ってもらえず、刑務所送りになったので恨んでいる。復讐団はかつて責任を取ると言ったが、査問会では知らぬ存ぜぬで通した警察幹部を捕まえた。爆弾をその首に巻きつけ主人公の妻が働く学校に行き、妻を人質に取る。主人公が駆けつけ、妻を救う。幹部は爆死する。復讐団の遠隔操作だった。最後に復讐団は自分らがかつて救った銀行家の銀行を襲う。大金を奪い、銀行家を殺す。車で逃げ、警察が追う。街中で銃撃戦となる。主人公は部下だった復讐団のボスを追い、教会で格闘となり最後には逮捕に至る。

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