2019年11月13日水曜日

紅い剣士 紅侠 1929

文逸民監督、中国:友聯影片公司、132分、無声映画。
1920年代中国で武侠映画がブームになり、残存しているフィルムである。女主人公が復讐する物語。

主人公の娘は盲目の祖母と一緒に住んでいた。戦争が始まり軍隊がやってくる。早く避難すべきである。祖母は、自分はいいから娘だけ逃げろという。娘はきかない。従兄がやって来て祖母をおぶり一緒に逃げる。避難民で混雑する中、娘ははぐれてしまう。軍隊が娘を捕まえる。台車で運ばれる途中、祖母を背負った従兄を見つける。叫ぶが娘は連れていかれ、群衆に倒された祖母は軍隊に踏み潰される。従兄は何とか逃げた。
軍隊の首領のところへ連れていかれた娘、そこでは何人かの他の娘も囲われていた。抵抗する娘。仙人侠客の白猿老人が現れ、娘を助ける。娘は老人の下で修行を始める。

従兄は知りあいの一家と住み、戦禍が収まったので村に戻る。しかしあの悪人首領は言いがかりをつけ、主人を引き立てる。その娘(女主人公ではない)が代わりになるという。娘は首領のところへ行き妾となる。しかし主人を釈放するとの約束だったが、既にお上に処分の伺いを立てていた。その返事は主人の処刑命令だった。約束が違うと怒る娘。

娘を差し出し、主人も帰ってこないので主人の妻は悲嘆にくれる。従兄といたが身投げを図ろうとしたところ、仙人が来る。主人公の娘は修行を終わり、もうすぐ助けにやってくると告げる。空を飛んで、孫悟空のような衣装の女主人公(紅い剣士)が来る。
紅い剣士と仙人は軍隊へ行き、処刑寸前の主人を助ける。また囚われていた娘も助け、悪徳首領を成敗する。時あたかも隣国と戦火が開かれ、隣国の兵士たちも軍隊を襲ってきた。
助けた娘は従兄といい仲になっている、と紅い剣士は仙人から告げられる。娘と従兄を一緒にさせる。

映画として特に優れた作品でもなかろうが、当時の武侠映画であり価値がある。

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