2024年3月31日日曜日

土砂降り 昭和32年

中村登監督、松竹、104分、白黒、岡田茉莉子主演。岡田茉莉子は役所に勤め、同僚の佐田啓二といい仲で婚約し、課長に仲人を頼む。

佐田が岡田の家に行って親に挨拶しようと言うと岡田は遮り、こちらからいい時に頼むと答える。実は岡田の家は連れ込み旅館で、母の沢村貞子は山村聡の二号、旅館は山村が沢村にさせていたのである。岡田と弟妹は山村の庶子だった。山村は時々旅館にやって来て沢村や子供たちと会う。岡田は実家に帰る途中の山村に会い、自分の婚約を告げる。ただ父親は昔死んだことにしてあると山村に説明する。正式な親でないから。佐田の母親(高橋豊)は息子から岡田との婚約を聞いて、自分から沢村の旅館に挨拶に来た。近所で聞いてそれが連れ込み宿、しかも沢村は二号と分かり呆れて帰る。佐田の母親は役所に連絡して破談にさせる。

岡田と佐田は会うが仲直りはできず別れ、岡田は関西でキャバレーに勤める。家族は岡田が行方不明になり心配する。佐田は別の結婚をする。数年後、役所の汚職に関わり、逃げて関西の岡田のところに行って会う。犯罪者なので匿ってくれと頼む。一方佐田の母親は沢村宅に乗り込み、警察からの情報で息子が岡田のところにいるらしいが、岡田に丸め込まれた、騙されたと非難する。

岡田の弟と妹は百貨店で、箱根に行くと行って自分らと共にしてくれなかった山村が、実の子供たちに買物をしてやっているところを見つける。妹(桑野みゆき)は腹が立ち、嫌になり逃げて去ってしまう。沢村は妹の桑野も、雨の中、返ってこないので心配していると玄関に現われたのは岡田と佐田だった。ともかく二人を入れ宿で泊まらせる。

沢村は岡田に別れろと言い、それは佐田の母親から言われたからである。岡田は沢村に、それでは山村と別れてくれ、それが条件だと言い出す。佐田は自分の家に戻りたいと母親に手紙を書いている、と沢村は岡田に告げる。それを聞くと岡田は佐田の寝ている部屋に行く。夜中に岡田は佐田を殺し自殺した。

葬儀で沢村の家は佐田の家族に散々嫌味を言われる。帰宅後、妹の桑野が沢村に山村と別れてくれ、自分たちみんなで働くからと言う。山村が来た。山村にもそう言う。山村は了解し帰る際、沢村が送っていくがいつまで経っても帰ってこないので子供たちは心配して沢村を迎えに行く。沢村を見つけ、弟妹は一緒に帰る。

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