2025年8月18日月曜日

美しき生首の禍 The brain that wouldn’t die 1962

ジョゼフ・グリーン監督、米、92分、白黒映画。若き医者は野心家で人造の身体を作ることに情熱を燃やしている。電話があり、医者の実験室のある城館に恋人と一緒に行く。

途中で事故を起こす。医者はなんともなかったが、恋人は燃え盛る車の中で瀕死となり、医者は背広でその身体の一部(頭部)のみ持って城館に着く。そこで恋人の首は実験室の、浅い容器の液に入れられ頭を線で繋ぎ、生きている状態になる。恋人は目が覚めて変わり果てた自らの姿を見て、死なせてくれと懇願する。

医者は恋人の胴体を物色に行く。つまり適当な身体を持った若い女を捜して、恋人の胴体にしようと計画する。実験室の扉の向こうからドンドンたたく音が聞こえる。医者がかつて行なった人造人間の出来損ないがいるのである。また医者に協力する男も手を実験にされ、不自由な身体である。医者は車で街の通りを走らせながら、道行く若い女の身体をなめまわしている。会った知り合いにファッションショーに行くよう勧められる。ファッションショーで出てくる女よりも身体がいいのは、医者の知っているモデルをしている女だと言われる。モデルとして写真撮影がされているスタジオに行く。医者は眠り薬で女を眠らせ自分の家に運ぶ。

実験室では医者に恨みがある扉の向こうの怪物を、首だけ女がけしかけ、医者の仲間の男を殺す。医者はモデルの女を連れて実験室にやってくるが、怪物にやはり殺される。火事が起こる。怪物は気を失っているモデルを担ぎ上げ逃げていく。火事の中、首だけ女は周りを見ている。

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