2019年6月15日土曜日

アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場 Tuntematon sotilas 2017

フィンランド、ベルギー、アイスランド映画、アク・ロウヒミエス監督、132分。

第二次世界大戦当時のフィンランドとソ連の戦争を描く映画。当時の事情をよく知らないため、両国の戦いについて教えられた。まず冬戦争なる戦争があり、それによってフィンランドは領土をソ連に奪われた。その奪還のための戦争は、第二次世界大戦でドイツがソ連に戦いをしかけたため、ドイツと組んで行なった。取られたカレリア地方に進攻し、更に旧国境を越えてソ連領に進める。
主人公は取られた土地を取り返したい、家族を守るためと言ってひるむことなく戦闘を行なう。最後はソ連に敗退し、平和条約を結ぶまでとなる。数々の苦難を乗り越え、主人公は家族のもとに帰る。

ソ連に負けてから今度はドイツと戦ったそうで、このあたりイタリアに似ている。最後に第二次世界大戦の敗戦国のうち、戦後、占領されなかったのはフィンランドだけだという字幕が出る。どうしてなのか知らない。
日本は敗戦でそれまでの日本が否定されているから、ろくな戦争映画はないような気がする。

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