2019年6月13日木曜日

いかにしてフェルナンド・ペソーアはポルトガルを救ったか Como Fernando Pessoa Salvou Portugal 2018

ポルトガル、フランス、ベルギー映画、ウジェーヌ・グリーン監督、27分。

1927年のリスボン。詩人で会社に勤める主人公は、社長に呼ばれる。アメリカで大流行しているコカ・ローカを輸入販売することとなった。その宣伝文句を考えてくれ。広告と詩の組み合わせは良い。一口飲んだ詩人はまずさに驚くが、詩人は嘘を書くものだから問題ないと言う。
帰宅すると外国にいた友人が一時的に帰っていた。広告の文句の件で相談する。

最初はまずいが、やがて病みつきになるといった宣伝文を社長に伝える。ポスターが作成される。
厚生省の役人は、その飲料が不適当として販売禁止を決める。会社は破産する。詩人は海に向かって呟く。自分がポルトガルを救ったのに、誰も気づいてくれない。

映画の後の解説兼対談があり、この映画はポルトガル人ならわかる挿話を基にしているとあった。そもそもポルトガルが戦前コカ・コーラの輸入を禁止した事実がある。またポルトガルで高名な詩人フェルディナンド・ペソーアがいた。また歴史上の有名な王がいて、ポルトガルを救済してくれると国民は期待していた、といった話がされた。
制作国の常識が分からないと十分な理解ができない、そういう映画があり、これもその一つである。

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