2018年10月17日水曜日

囁きの合唱 The Whispering Chorus 1918

セシル・B・デミル監督、93分、夢声映画。
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主人公はサラリーマンでしがない仕事に嫌気がさしている。妻と母がいる。妻にあたる。母から妻の優しさを聞かされ、妻が欲しがっていたコートを買いに出かける。しかし悪友に誘われ博打でカネをなくす。
会社で悪魔の囁きに負け、カネを拐帯し逃げる。水際にいると死体が流れている。その死体に自分の服を着せ、死んだと思わせる。妻は連絡を受け警察に行き、死体を夫だと認める。
男は逃げ、荷役に雇われるが事故を起こし、その後転々と裏街道を歩む人生を送る。

妻は知事に立候補する有力者から好かれ、知事になった後、その男から求婚される。しかし妻は義母がまだ息子が生きていると確信しているので、結婚はできないという。
義母は二人が愛し合っているとわかり、結婚させる。

一方完全に落ちぶれた男は、母に会いたくその家に向かう。最初は母もわからない。しかし気づき息子を抱きしめ感激する。男が母宅に入るところを見た者の通報によって警官が駆けつける。母は息子に安心し意識を失う。男は医者を呼びに出かける。医者は来るが、男が垣根から入ろうとするところを警官に捕まる。弁解を聞いてもらえない。かつての妻も来るが男を見分けられない。母は死に、証明してもらえない。それだけでなく、かつての自分を殺した犯人として起訴される。

裁判には知事夫人であるかつての妻が来るが、知らない男だと言われる。男は自分で殺した罪で裁かれるとは笑止と訴える。有罪になり死刑が決まる。
知事夫人は男の言い分が気になり、監獄に会いに行く。格子越しに見る男はかつての夫でないか。帰宅し夫の知事に男の恩赦を願い出る。理由を聞かれても答えられない。男は自分の無罪を訴えていたものの、母の死ぬ直前の言いつけを思い出す。妻に迷惑をかけるようなことをするな、との。今自分の言い分を通せば妻を不幸にするだけである。
死刑執行の日、知事は来た手紙を妻に見せる。そこには自分は知事夫人のかつての夫ではない、という男からの言があった。

設定に無理があり、現代ではつくられない映画である。そういう意味でも無声映画らしくて面白く観えた。

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