2017年4月5日水曜日

ツィゴイネルワイゼン 昭和55年



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鈴木清順監督による総天然色映画。
大正時代が舞台。士官学校の教授である藤田敏八は、田舎で女殺しの容疑のかかっている、同僚の原田芳雄を助ける。
夜その土地の芸者と二人は飲む。後に原田が結婚した女は、その田舎芸者にうり二つで、藤田は驚く。

切通しの奥にある原田の家を藤田は度々訪れる。
SPレコードのサラサーテが弾いている「ツィゴイネルワイゼン」で、何か言っているように聞こえるが内容は意味不明である。

藤田の妻の妹は結核で末期症状にある。見舞いに訪れた藤田はその妹から、妻と原田が一緒に来たと聞かされ、疑惑に囚われる。
原田は娘が生まれる。その後まもなく妻はスペイン風邪で亡くなる。亡くなった妻とうり二つのかつての芸者を、娘の乳母というか後妻という形で原田は迎える。その原田も放浪中に事故死する。

何年かたって藤田は原田の後妻と再会する。娘は幼女になっている。後妻は藤田の家を何度か訪れ、原田から貸していた洋書を返してくれと頼みに来る。しまいにはツィゴイネルワイゼンのレコートを返して欲しいと言う。それらは幼子が夢で原田に会い、その寝言で知ったという。

幻想的な雰囲気の映画であり、鈴木清順監督の代表作であろう。途中で主人公かと思われた原田が死んでしまうが、その後も映画は続く。
よく分からないところがあるものの、記憶に残る映画である。何十年ぶりにみ直したが、印象的な場面はよく覚えていた。

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