2017年3月11日土曜日

『私の凡てを』 昭和29年



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市川崑監督の東宝白黒映画。池辺良、有馬稲子、伊東絹子、上原謙。
ミスユニバースで上位になった伊東絹子が出ていることが売りの一つ。
吹雪の北海道から映画は始まる。シベリヤ抑留から帰って来た、妹(伊東)の婚約者を嫉妬から家に入れず凍死させる。その姉は家を飛び出し東京へ行く。姉を追う妹。
大阪の繊維会社の東京支店へ、社長令嬢の勝気な有馬がやって来る。彼女は同社社員の池部が好きである。

池部は偶然東京へ来た伊東を知る。好意をもち何くれと世話をする。また会社の嘱託の画家の上原も彼女が気に入り、モデルを頼む。
池部と上原から愛される伊東。池部を慕う有馬。その有馬を自分のものにしようとする東京支店長。
最終部分では実際とおり伊東がミスユニバースに出る話になる。

映画だからどうしても不自然な話になるのには仕方ないが、正直この映画は市川の映画の中でも傑作とは言い難い気がする。
ここでの有馬役を高峰秀子がやった別の映画を観た記憶があるので少し捜したが見つからない。勘違いだろうか。

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