2015年10月28日水曜日

なまけ者 Lazybones 1925

ボーゼキ監督による無声映画。

田舎町。人はよいがなまけ者と見做されている若者。恋人との結婚は彼女の母の反対で進みそうもない。ある日いつものように川端で寝ていると身投げする女を見つけ、救い出す。この女は恋人の姉で私生児を産み、故郷へ帰って来たものの、自殺を図ったのだ。事情を聞いた若者は赤ん坊を引き取り事情は隠して自分が育てることにする。このため恋人との結婚は破談になる。
 
年月が経ち赤ん坊は美しい娘に成長した。第一次世界大戦が始まる。彼は従軍する。彼は自分が育てた娘と結婚を密かに望んでいた。しかし戦争から故郷へ帰り、娘に若い恋人がいることを知る。

ボーゼギの映画はアメリカ映画というより昔の日本映画に似ている。ドラマチックな展開で自分の意思を通す人間でなく、与えられた状況のなかで最善を尽くす善良な者を描いている。

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