2015年7月18日土曜日

死闘の伝説 昭和38年

木下惠介監督の戦争末期、疎開先での地元民との死闘を描いた異色作。


冒頭と最終の現代場面のみ色つきで、舞台となる昭和20年8月は白黒。岩下志麻やその母田中絹代など一家は、元々田舎である北海道の僻地に疎開している。兄の加藤剛が負傷で戦場から戻ってくる場面から始まる。
 
岩下は村の地主の息子である、菅原文太から求婚される。気が進まないものの、戦争末期のやけな気分も手伝い承知してもいい気になっている。兄の加藤剛は嫌ならいくなと諭す。また菅原に会い、中国戦線での彼を思い出す。そこでの残虐な行動を。

はっきりと断ると菅原は嫌がらせを始める。それだけでなく村人も作物を盗むのは疎開者の一家と勝手にみなし思い込むようになる。

その村の中で疎開一家の味方はかつての家の使用人であった加藤嘉とその娘加賀まりこであった。

ある日、岩下が一人で道を歩いている時、馬に乗った菅原が見つけたことが、悲劇のきっかけとなる。
映画の後半は文字通りの死闘である。

見たのは二度目である。以前は同じフィルムセンターで木下恵介特集をやったときだ。強烈な映画なので覚えているつもりだったが、冒頭の色つきの現代の場面など覚えているものと違った。ブルドーザーが林を開拓しているような記憶だったが違っていた。
人の記憶がいかにあてにならないものか再確認した。

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