2015年6月29日月曜日

夕陽に赤い俺の顔 昭和36年

篠田正浩監督、寺山修司脚本、川津祐介、岩下志麻主演の喜劇調のアクション映画、総天然色。


悪徳建設業者の常務から業界紙の女秘書(岩下)を殺してくれと頼まれた殺し屋斡旋業。8人の癖のある殺し屋のうち誰が手掛けるか決めるため、競馬場で腕を競う。たまたま居合わせた青年(川津)が勝ってしまう。
彼が殺しを頼まれたものの、岩下と会い仕事をばらす。お互いに惹かれているようである。岩下は父が悪徳業者の手にかかり自殺に追い込まれたのでその復讐を計画していたのである。

8人の殺し屋たちは仕事を奪われた川津を殺そうと相談するが、その中でも山羊を連れた少女殺し屋(炎加代子)は川津に惹かれていた。

作りは面白いものの、もう少し工夫が欲しかった気がしないでもない。ただこの映画ではあの昭和30年代の空気が総天然色で詰まっている。そして登場人物が当然ながら若い。岩下志麻も本当に綺麗だし、殺し屋演じる俳優たちも若いなと感心してしまう。それだけでも価値がある。

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