ウィリアム・キャッスル監督、米、75分、白黒映画。金持夫婦はある幽霊屋敷に5人の客を招く。客らはその屋敷に一晩過ごせば、1万ドルをもらえるという約束である。一人の客はその屋敷の過去を知っており自分の知り合いが、この屋敷で多く死んだという。客の前に招いた夫婦も現れる。扉等凡て締まり誰も屋敷から出られなくなる。金持夫婦も同様に閉じ込められた。シャンデリアが落ちてきて危うくつぶされそうになる。
各人は部屋にこもり、拳銃を持って、誰か入って来たら殺すと決めて別れる。女の首吊り死体が階段の上にぶら下がっていた。金持夫婦の妻だった。他殺にしか思えない。後に若い女の客は、窓の外に死んだ妻の幽霊を見て恐怖におののく。女は地階にいる時、金持夫婦の夫が急に現れたので銃で撃つ。倒れた夫を客の一人である医師が来て、床に空いた穴に放りこもうとするがいきなり画面が真っ暗になる。死んだ筈の夫婦の妻が現れる。骸骨が空を彷徨い、恐怖に怯えた女は床の穴に落ち込む。そこに落ちると溶解液で体が溶けてしまう。
謎解きは次のようだった。客の医師と夫婦の妻は不倫関係にあり、夫婦の夫を殺す計画だった。偽の首吊り死体でまず妻は死人とさせておき、客の女に銃で夫を殺させる。しかしこれは空砲だった。医師が死んだと思っていた夫を穴に落とそうとした時、逆に医師を夫は穴に突き落とした。映画で暗くなった場面のところである。これで自分を殺そうとしていた妻と不倫相手の医師を夫は片づけたわけである。
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