2023年4月23日日曜日

夜光る顔     昭和21年

久松静児監督、大映、74分。

戦後のある実業家宅、弁護士と税金対策を話していると、いきなり暗闇に仮面が浮かび、隠し持っている宝石を返せと命令する。その仮面が夜光る顔であった。
警察が張り込み、宝石を守っている。約束の時間が過ぎた。取りに来なかったかと実業家が笑うと実は既に盗まれていた。(怪人二十面相と同じ手口)
警察では容疑者を捜す。宝石は警察に返されてきた。物取りが目的ではない。弁護士は奇妙な男に付きまとわれる。
実は実業家には双子の息子があり、その一人は死んだものと思われていた。その死んだ筈の息子が生きていて、親の造った不良兵器で戦友が多く亡くなっていた。それで変装し、夜光る顔として親に復讐しようとしたのである。
終戦間もない時期の撮影で瓦礫の山となった市街地が出てきて興味深い。音声が聞き取りづらい。

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