2021年12月24日金曜日

臨場 平成12年

橋本一監督、東映配給、129分。

主人公は検視官。映画はバスが街中で暴走し、そこから出てきた男が通行人を刺していくところから始まる。検視官らが死体を調べていく。犯人の若い男は裁判で精神鑑定の結果、無罪となる。それから2年後、弁護士と医者が殺された。二人とも以前の殺人事件で、犯人の弁護、鑑定を行ない、被告を無罪に導いた者らである。かつての事件の被害者の遺族が犯人か。今度の被害者の検視で死亡推定時刻に疑義が生じた。死亡時刻を操作しているようである。この他、息子が誤逮捕の結果、自殺した警官にも犯罪動機がある。多くの疑問が並行して進み、最後は主人公のかつての恩師が怪しいようになる。それだけでなく精神鑑定の結果、無罪になった男は実は装っているだけで実は正常だったとも分かる。

最後に謎は解け、また新しい殺人まで起こる。多くの謎が並行して進み、やや分かりにくくなっているのは最近の他の映画と同様。映画は時間が限られて見る方は受け身な訳だから、できるだけ単純化した方がいいと思った。

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