コンラート・ヴォルフ監督による戦争末期のドイツを描いた白黒映画。
19歳の主人公はドイツ生まれだが、幼い頃両親がソ連に亡命し、今はソ連軍兵士としてドイツへ進駐している。1945年の4月末から映画は始まり、ほとんどドイツの敗北が決まったも同然の頃である。
彼はドイツ兵や住民に降伏を呼びかける。最初に着いた街ではそこの司令官を命じられる。怖がる少女の保護、市長とやり取りも中々言うことを承知してもらえないなど。
城塞に降伏するよう申し出ても将官たちは拒否する。また他のソ連兵たちが休んでいるところへ現れた米戦車は、独兵と思い皆殺しにしようとする。
ドイツ生まれで今はソ連兵であることを度々問われる。自らの出自を考えざるを得ない。
終戦間際のドイツの状況が生々しく描かれている。
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