エンゲル監督による東ドイツの映画。1926年に起きたユダヤ人への冤罪事件を映画化。
戦後に制作された映画であり、事件の後のナチスのユダヤ人迫害につながる偏見が起こす冤罪を扱っている。
ユダヤ人ブルーム氏が殺人容疑で逮捕される。帳簿の不正容疑を隠蔽するために犯したとの容疑である。実際の犯人は自ら目撃者としてブルーム氏を犯人と指摘する。ユダヤ人に対する偏見に満ち満ちた警察、判事等はブルーム氏の犯罪を確信する。
友人であった知事が事件に疑問を抱きベルリンから腕利きの刑事を呼び寄せ捜査させようとする。これを知った判事は司法への不当な介入として糾弾する。
ドイツ、否欧州に広くあるユダヤ人への偏見を再認識させられる。
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