珍しいアルゼンチン映画。日本で最初に公開された(1941)アルゼンチン映画だそうだ。監督はロメーロ。タンゴ歌手の名声と落剝、再起が描かれている。
物語は20世紀初頭のブエノスアイレスから始まる。三流劇場に若い男が来ている。そこの歌姫に惚れる。父親がその劇場で働いていたことから頼んで、歌わせてもらう。観客の喝采を浴びる。歌姫と意気投合した青年はコンビで売り出し有名歌手になる。お互い惹かれ合っていたものの、行き違いで女は他の紳士と結婚する。男はアメリカに渡り歌手として売り出そうとする。しかしながらそのうち声が出なくなり落ちぶれていく。女は子供をなし幸福に暮らしていたのだが・・・
名声を得た者が一度落ちぶれ、その後女の力によって再起するという映画の本道をいく作品。
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