2016年12月4日日曜日

石の痕跡 Spur der Steine 1966



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バイヤー監督による東ドイツの白黒映画。これもプレミア上映後、上映禁止になったそうだ。

映画は建設現場に共産党からの新監督が赴任するところから始まる。現場の作業者の中でもカウボーイのような出立ちの荒くれ者が集まるバラー班はこれまで監督を追い出してきた。理想に燃える新監督ホラートは班のボスであるバラーの嫌がらせにもくじけないつもりでいる。

ほぼ時を同じくして赴任した技師カティーは若い美人である。彼女もバラーたちの無法ぶりに手を焼くが、バラーは彼女に惹かれる。ホラートとカティーは愛し合うようになる。その結果彼女は妊娠する。しかもホラートには妻子がいる。

建設現場の共産党の幹部会で不適当な党員を非難決議し、解任する。それらの場面はいかにも社会主義国家らしい。今まで他人を糾弾してきたホラートはカティーとの関係はまだ知られていないものの、自分が疚しい立場になり悩む。

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