ジャック・ゴールド監督による英仏合作の恐怖映画、あるいはオカルト物、総天然色。
作家(リチャード・バートン)が自宅で殴打される場面から始まる。
イギリスに交換で来ている仏の刑事にリノ・バンチュラ。彼が英の若手とこの事件を担当する。頭部をひどく損傷していたのにも拘わらずまだ生きていた。しかし意識の回復は望めない。残されたメモには意味不明な文が書いてある。
作家が通っていたカウンセリングの女医師に彼のことを訊く。自分は災害を起こす能力があると言っていた。回想の場面で、彼が女医師に語る過去の数々の惨事。
殺人未遂とほぼ同時に他の大災害が起きていた。宇宙船で消息不明の他、ジャンボ旅客機がロンドン中央の高層ビルに激突し多数の死者を出す。
刑事は女医師が隠していると感じる。遂に彼女は告白する。作家が念力を証明するため、目の前で旅客機をビルに突入させたのだと。また感謝祭の時、大聖堂に女王初め多く貴賓の集まる中、聖堂が崩落することも予言していた。一層の大災害を避けるため彼女が作家を襲ったのだ。
刑事たちは急いで大聖堂に集まっている人々を避難させようとするが、信用してもらえない。そうしているうち実際に聖堂が崩れ始める。それだけではなかった。
原因があって種明かしがあるわけでなく、文字通りオカルト現象で惨事が起きる。荒唐無稽だと言ってもよい。そこら辺が面白い。旅客機がビルに突入するところなど今みると9/11をどうしても思ってしまう。
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