『不思議の国のアリス』の続編。
鏡を通して、鏡の国へ入り込んだアリスの冒険譚。相変わらず、意味不明といっていい話の筋や登場人物に出くわす。
この話はチェスのゲームに則っており、登場人物も駒の役目を果たす。チェスにあまり馴染みのない我国ではややわかりにくい設定である。
登場人物ではトゥイードルダムとトゥイードルディー、ハンプティ・ダンプティのようにマザーグース童話に基づくもの、赤の女王、白の女王など有名な人物が多い。
自分が読んだ角川文庫本では古い翻訳のため、冒頭の詩が訳されていないなど現在では十分とは言えない点がある。新しい訳で読み直したいと思う。
岡田忠軒訳、角川文庫、昭和34年
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