コンラート・ヴォルフ監督による東ドイツ映画、白黒。
女主人公は化学者と婚約し、列車製造工場で働く。ノルマの達成とかいかにも社会主義国らしい。化学者も女主人公もよく議論する。非常に抽象的な議論が多い。社会をどう理解するか、生き方など。
化学者は西側に認められることが目標で、西ベルリンに行きそこで自分の場所を見つける。女主人公は西側を見るものの、やはり元の土地へ戻る。
映画的な展開、面白味に乏しく、かなり延々と議論の続く映画である。ベルリンの壁が出来る前の東独の精神状況を描いているわけだろうが、その辺の思想的経緯などに関心がないと退屈を感じてしまう。
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