2026年10月16日金曜日

ジョーズ4  復讐篇 Jaws: The Revenge 1987

ジョゼフ・サージェント監督、米、91分。鮫退治をした夫は亡くなり、今は未亡人となったが、息子が二人いて長男は海洋学者、次男は保安官をしている。その保安官の次男は海に出ていた時に、鮫に襲われ死ぬ。長男は母親をバハマに呼ぶ。母親は鮫が自分ら一家を狙っているという考えに取り付かれている。長男も海に調査で潜っていた時に鮫に襲われるが、逃げおおせた。幼い娘が浜辺近くでボートに乗っている時も鮫は襲ってくる。娘も鮫から逃げられた。

母親は一人、船を操縦し鮫に向かう。知った長男は友人に声をかけ、追う。母親がバハマに来てから付き合ってきた飛行士は、二人を飛行機に乗せ、母親の乗る船に向かう。近くには鮫が来ていた。着水し、母親の乗る船に移る。鮫が来て友人の発明した爆弾状の機械を鮫の口中に投げ込むが、友人も鮫に咥えられた。後に鮫は爆発し、死んだと思っていた友人も生きて戻ってくる。

2026年10月14日水曜日

小峰隆夫『地域と人口減少の経済学』中公新書 2026

本書は日本の将来人口が減少していくという、不可避の現実の中でどのように、事態を理解し対応していくべきかを書いている。人口減少は望ましくないから、何としても増加させる必要がある。そのために政府の計画などでは、人口の増加がこのくらいでないと、こうなるといった見通しが示される。望ましい社会となるための出生率があるが、どうみても非現実的である。しかしあるべき姿を論じているのだから、実現しそうでなくともいいというのか。

本書ではあわせて地方の将来人口に対する議論もある。人口の変化の問題は地方でそのまま出てくる。地方も将来人口を国の数字に合わせ、つまり現実的でない値を挙げているが、もちろん実現するとは思っていないであろう。非現実であっても、赤信号みんなで渡れば怖くないの例であろう。

著者は、これまでのなんとしても現実は容認しがたいから、できそうになくとも理想の方向に持っていくべきという政策思考に異議を唱える。例えば、東京一極集中はよくないから是正すべきという理屈に対しても、東京に集まりたいから、その理由があるから集まっているのに、それが望ましくないと言うのはおかしいと言う。人々を強制的に「望ましい」方向へ変えようとする発想は、確かに反経済学的思考である。将来の人口減少に対しても、それは不可避である。だからそれを前提として政策を考えるべきという主張である。

朝日新聞記者有志『朝日新聞』文春新書 2015

朝日新聞の有志による朝日新聞弾劾の書である。朝日新聞の記者生活の実態を書き、組織の中でどのように記者が腐っているか、を延々と訴える。大きな要素は、社長などの幹部のダメさ、横暴のようである。発行部数の減少数を挙げ、いかに衰退しているか書いているが、この時点での部数など今に比べたら、全く多いので驚くくらいである。大体、新聞業界全体でジリ貧なので、朝日新聞の特有の原因を他社と比較しないと分からない。

本書の発行後、十年以上経っているが、本書の執筆陣はどう対応してきたか、知りたいものである。高給をはみ、エリート意識丸出しの新聞記者は、政治家や官僚と違って批判する媒体もない。そんな傲慢な連中が落ちぶれていって当然である。

2026年10月6日火曜日

血まみれ農夫の侵略 Invasion of blood farmers 1971

エド・アドラム監督、米、80分。古代のドルイド教が復活するため、血を集め、また女王復活に必要な生贄になれる女を捜している。映画の初めでは血まみれの男がヨタヨタ歩き、食堂に入って倒れて死ぬ。病理学者が調べてみると、血が増殖しているらしい。その学者の助手には恋人がいる。ドルイド教は農夫を使って血を集めている。その一人が助手の恋人が飼っている犬に襲われて、これを殺し、血を抜く。犬の死骸を見た恋人は失神する。

ドルイド教は女王を復活させる儀式を執り行いたい。それには生贄の若い女が必要で、その資格に助手の恋人が当てはまり、病理学者と共に攫われる。儀式の最中、やってきた助手は学者の指示で開発した液を女王にふりかけると、女王もドルイド教徒も凡て倒れる。恋人と学者は助かった。啞然とするほどつまらない映画である。

2026年10月5日月曜日

気分を出してもう一度 Voulez-vous danser avec moi? 1959

ミシェル・ボワロン監督、仏伊、92分、ブリジット・バルドー主演。バルドーは歯科医と恋愛結婚をする。仲違いして一時的に離れていた時、夫はダンス学校の女講師に誘惑されてその家に行く。その際に写真を撮られ、恐喝される。バルドーがそのダンス学校に行くと、女講師は殺されていた。夫に容疑がかかる。バルドーが夫を救うべく活躍する映画である。ダンス学校に雇われて忍び込むバルドー。ダンス場面があってバルドーのダンスが楽しめる映画。

2026年10月4日日曜日

発情アニマル(悪魔のえじき) I spit on your grave (Day of the woman) 1978

メイル・ザルチ監督、米、101分。田舎の湖畔に休暇で来た都会の女小説家が地元の若者4人に暴行を加えられ、復讐する話。田舎にある戸建休暇施設に来たニューヨークの女の小説家は、地元の若者4人から、暴行の限りを受ける。気の弱い男が、倒れている女を殺して来いと命じられたが、出来ずにそのままにしておく。

後に回復した女は復讐を始める。いかにも男に気があるように見せかけ、初めは首に縄を巻き、木から首吊りにする。次の男は風呂に誘い、気分を良くさせているうちに刃物で急所を刺し、風呂場に鍵をかけて閉じ込める。後に男は出血多量で死ぬ。残りの二人はボートの上から水につかっている中で殺される。

2026年10月2日金曜日

松本清張『断線』 昭和39年

銀行に勤めていた若い女は、証券会社の若い男と結婚する。女の親はいい顔をしなかったが、数ヶ月一緒なので認めざるを得なくなり、娘のために家を建ててやる。女は妊娠した。男は金で穴を開けたといい、娘の父親から百万以上せしめる。その後九州の支店に行くと言っていなくなり、その後連絡がなくなる。銀行に問い合わせると、男はもう辞めているという。女は中絶せざるを得なくなった。

男はナイトクラブに勤めている女の世話で遊んで暮らしていた。女からナイトクラブで仕事をしないかと言われる。遊んでばかりでは退屈するので男は承知し、別のナイトクラブで働く。そこに大阪から来ている婦人は男をいたく気に入り、大阪に来ないかと誘う。今の女にも飽きていたので、今の女から金をせしめるつもりだった。ところが今の女が意外と金を持っていないと分かると腹を立て、殺してしまう。偽名を使っていたので、足はつかないだろう。

大阪に行く。女の世話で家を持ち、ある製薬会社に勤めるようになる。口のうまい男はとんとんと出世する。ところが大阪の女はもう金がなくなったと言う。実は2号だったので、その主人が仕事で失敗し金を寄こさなくなったのである。こんな邪魔な女は殺すしかない。死体の始末をどうするか。社長は俳句に凝っている。それで社長に句碑を建ててはどうかと勧める。風光明媚なところがいいと言うのだが、社長はかつて師事していた有名な俳人のゆかりの地である鎌倉にしたいと言う。そこにせざると得なかった。邪魔な女をそこまで誘いだし殺して、句碑の立つ場所の地下に埋めた。ところが後に社長が句碑の立っている一帯に別荘を作ることになった。その別荘の設計上、句碑の場所を少し移動した方がいいとなり、句碑を動かすとその下に異様な臭いのするものがあるらしいと分かった。