2026年10月6日火曜日

血まみれ農夫の侵略 Invasion of blood farmers 1971

エド・アドラム監督、米、80分。古代のドルイド教が復活するため、血を集め、また女王復活に必要な生贄になれる女を捜している。映画の初めでは血まみれの男がヨタヨタ歩き、食堂に入って倒れて死ぬ。病理学者が調べてみると、血が増殖しているらしい。その学者の助手には恋人がいる。ドルイド教は農夫を使って血を集めている。その一人が助手の恋人が飼っている犬に襲われて、これを殺し、血を抜く。犬の死骸を見た恋人は失神する。

ドルイド教は女王を復活させる儀式を執り行いたい。それには生贄の若い女が必要で、その資格に助手の恋人が当てはまり、病理学者と共に攫われる。儀式の最中、やってきた助手は学者の指示で開発した液を女王にふりかけると、女王もドルイド教徒も凡て倒れる。恋人と学者は助かった。啞然とするほどつまらない映画である。

2026年10月5日月曜日

気分を出してもう一度 Voulez-vous danser avec moi? 1959

ミシェル・ボワロン監督、仏伊、92分、ブリジット・バルドー主演。バルドーは歯科医と恋愛結婚をする。仲違いして一時的に離れていた時、夫はダンス学校の女講師に誘惑されてその家に行く。その際に写真を撮られ、恐喝される。バルドーがそのダンス学校に行くと、女講師は殺されていた。夫に容疑がかかる。バルドーが夫を救うべく活躍する映画である。ダンス学校に雇われて忍び込むバルドー。ダンス場面があってバルドーのダンスが楽しめる映画。

2026年10月4日日曜日

発情アニマル(悪魔のえじき) I spit on your grave (Day of the woman) 1978

メイル・ザルチ監督、米、101分。田舎の湖畔に休暇で来た都会の女小説家が地元の若者4人に暴行を加えられ、復讐する話。田舎にある戸建休暇施設に来たニューヨークの女の小説家は、地元の若者4人から、暴行の限りを受ける。気の弱い男が、倒れている女を殺して来いと命じられたが、出来ずにそのままにしておく。

後に回復した女は復讐を始める。いかにも男に気があるように見せかけ、初めは首に縄を巻き、木から首吊りにする。次の男は風呂に誘い、気分を良くさせているうちに刃物で急所を刺し、風呂場に鍵をかけて閉じ込める。後に男は出血多量で死ぬ。残りの二人はボートの上から水につかっている中で殺される。

2026年10月2日金曜日

松本清張『断線』 昭和39年

銀行に勤めていた若い女は、証券会社の若い男と結婚する。女の親はいい顔をしなかったが、数ヶ月一緒なので認めざるを得なくなり、娘のために家を建ててやる。女は妊娠した。男は金で穴を開けたといい、娘の父親から百万以上せしめる。その後九州の支店に行くと言っていなくなり、その後連絡がなくなる。銀行に問い合わせると、男はもう辞めているという。女は中絶せざるを得なくなった。

男はナイトクラブに勤めている女の世話で遊んで暮らしていた。女からナイトクラブで仕事をしないかと言われる。遊んでばかりでは退屈するので男は承知し、別のナイトクラブで働く。そこに大阪から来ている婦人は男をいたく気に入り、大阪に来ないかと誘う。今の女にも飽きていたので、今の女から金をせしめるつもりだった。ところが今の女が意外と金を持っていないと分かると腹を立て、殺してしまう。偽名を使っていたので、足はつかないだろう。

大阪に行く。女の世話で家を持ち、ある製薬会社に勤めるようになる。口のうまい男はとんとんと出世する。ところが大阪の女はもう金がなくなったと言う。実は2号だったので、その主人が仕事で失敗し金を寄こさなくなったのである。こんな邪魔な女は殺すしかない。死体の始末をどうするか。社長は俳句に凝っている。それで社長に句碑を建ててはどうかと勧める。風光明媚なところがいいと言うのだが、社長はかつて師事していた有名な俳人のゆかりの地である鎌倉にしたいと言う。そこにせざると得なかった。邪魔な女をそこまで誘いだし殺して、句碑の立つ場所の地下に埋めた。ところが後に社長が句碑の立っている一帯に別荘を作ることになった。その別荘の設計上、句碑の場所を少し移動した方がいいとなり、句碑を動かすとその下に異様な臭いのするものがあるらしいと分かった。

JA750号機行方不明 昭和34年

山崎徳次郎監督、日活、63分、白黒映画。映画の初めはセスナ機が飛んでおり、それが落下して墜落する場面である。山梨の新聞社支局、ここに東京から来た(左遷された)新聞記者、待田京介がいる。地元の名士の令嬢が自殺したので、取材に行く。そこから帰る時、中年の地元紙記者に呼び止められる。中年記者は勝手に盗んできた写真を返せと言う。待田は断る。中年記者の娘と待田と恋人同士である。待田は特ダネを取って東京に帰りたくてしょうがない。

後に中年記者は仲間と居酒屋で飲んでいる時に偶然、待田に出くわす。泥棒記者と待田を罵る。二人で言い合いになる。工夫らの会話で、飛行機が落ちるのを見たと言っているのを耳にし、そこへ行く。まず待田が先に行ったが、後に中年記者も出かける。山中をよじ登って、現場と思しき方へ行く途中、後ろからついてきた待田は足をすべらせ、急斜面を落下する。中年記者はそれに気づき、下りていく。

待田はかなりの怪我をして動けない。包帯等で応急措置をした後、伝書鳩を籠から取り出し、手紙に怪我の様子を書き、鳩を放す。鳩が帰ってきて、手紙を読んだ娘は早速救助の手配をする。救急車が来て待田は運ばれるが、その際、中年記者は事故の特ダネを待田に譲る。中年記者は娘に、人生の特ダネが取れたかもしれないと言う。

2026年10月1日木曜日

松本清張『陸行水行』 昭和38~39年

語り手は東京の、日本史を専門とする私立大学講師で、九州に調査に来ている。そこである男に会う。愛媛の役場の吏員と言う。郷土史家で、彼から魏志倭人伝にある、邪馬台国への道筋の説を聞く。その見解は面白く、語り手は感心する。一緒の宿に泊まったが、明くる日、郷土史家は先に宿を立ち、それ以来会っていない。東京に戻り、先輩に郷土史家の説を話すと面白いと言った。

ところがその後、あちこちから講師に問い合わせが来た。いずれも古代史に興味を持って勉強している素人である。あの愛媛の郷土史家が来て講師の名刺を出し、東京の学者と面識があると言って、興味を持っている相手に魏志倭人伝の話をし、相手から宿泊や金をもらっているとある。語り手は驚く。更にある婦人から夫が郷土史家と会って大金を持って出かけ、いつまで経っても連絡もなく、帰ってこないと、知らせが来る。警察に届を出した。ついに九州の国東半島の半島の海岸で、失踪していた二人の死体が見つかったと連絡が来た。魏志倭人伝に従って、川を舟で下っているうちに遭難したものであろう。

2026年9月30日水曜日

血の唇 House of dark shadows 1970

ダン・カーティス監督、米、96分。ニュー・イングランドの古い館。この地下に眠る吸血鬼の棺を使用人が宝物と勘違いして開け、吸血鬼は復活する。吸血鬼はこの家の親戚と称し、イギリスから帰ってきたと言い、館を訪れる。壁に掛かっている古い肖像画と生き写しである。吸血鬼の毒牙にかかり、何人かが死ぬ。そのうち一人は女主人の娘で、自分も吸血鬼に変身する。

吸血鬼は家の家庭教師である女が、大昔の結婚が叶わなかった恋人にそっくりなので、自分のものにせんとする。犠牲者の血を調べていた女研究者は、そこに人間にはない成分があると知り、これを使えば吸血鬼を普通の人間にできると知る。吸血鬼を吸血鬼と知った女研究者は、人間に戻れて昼間でも生活できるようになると言って、その治療を進める。自分のかつての恋人に生き写しの女を吸血鬼は攫って、結婚式を挙げようとする。女研究者は、吸血鬼に恋していたのだが、他の者から吸血鬼が愛しているのは、生き写しの女だけだと言われ、嫉妬で吸血鬼の人間化の薬を大量に入れ、完全に老人にするが、吸血鬼から絞め殺される。老人となった吸血鬼が結婚式を挙げようとしている時に、女の恋人は殴り込み、吸血鬼を倒し、女を助ける。