2026年4月30日木曜日

曳き船 Remorques 1941

ジャン・グレミヨン監督、仏、ジャン・ギャバン主演。ギャバンは難破船を曳航する救助船の船長である。妻は夫のギャバンがいない日が多いので嘆いている。

嵐の夜、救助の連絡が入ったので行くのだが、救助対象の船は船長が変わった男で、救助などいらないと言い、曳き船からの綱を切ってしまう。この船長の妻は夫の横暴に嫌気がさしており、嵐の中、ボートで船を逃げだしギャバンの曳き船に助けられる。この逃げてきた妻とギャバンは愛し合うようになる。逢瀬を重ねる。ギャバンの妻は病気で亡くなる。それを女と会っている時に聞き、急いで戻る。女はその間にギャバンから去る。

顔のない悪魔 Fiend without a face 1958

アーサー・クラブトゥリー監督、英、74分、白黒映画。カナダの空軍基地近くの集落では謎の死が起きていた。また空軍の試験も原子力を上げてもうまくいかない。近所の中年夫婦は叫びを上げて二人とも倒れる。怪奇事件の続出は何か空軍が関係しているのではないか。村からはそんな声が上がる。空軍の軍人は突然死した若い男の妹宅に行く。これで知り合いになる。若い妹はある博士の元で研究の助手をしていた。

最終的に明らかになるのは、博士の研究で必要な原子力を近くの空軍基地からいわば内緒で盗む形で利用しており、それが見えない怪物を作り出し連続殺人や空軍実験の失敗を招いていた、という事実である。その見えない怪物は姿を現わす。脳みそに脊髄が尻尾のようについている。多数の脳みそが博士宅を襲い、銃等で倒す場合も多いが博士などは殺される。対応には原子力発電施設を破壊するしかない。軍人がそれに赴く。簡単に原子力施設は爆破される。怪物どもはバタバタと落下して死ぬ。

2026年4月29日水曜日

ダージリン急行 The Darjeering limited 2007

ウェス・アンダーソン監督、米、91分。父親の死をきっかけで、それまで疎遠だった男の兄弟3人が会い、インドを列車で旅行していく。

一人は係員のインド女と関係し、また毒蛇を買った男はそれを取り上げられる。三人は列車から降ろされる。たまたまインド人少年の死に立会い、その遺体を村まで運んで行く。葬式に参列しろと言われる。飛行機に乗る直前、取りやめて母親のいる場所に行く。また列車に飛び乗り、旅を続けて行く。

2026年4月28日火曜日

ハンス・ロスリングと家族『ファクトフルネス』 Factfulness 2018

人々は思い込みによって、世界を誤って理解している。実際のデータで正しい理解をすべきと説く本である。著者はスウェーデンの医者である。著者は世界中で質問をしてきた。選択肢のうちどれが正しいかという問いで、多くの誤った回答を得てきた。世界は悪い状態である、低開発国の人間は、先進国と違ってひどい生活を送っている、という思い込みである。実際はデータを見ると改善されてきており、先進国の人間が思っているほど、現在の生活は悪くない。数十年前の先進国と同じような生活をしている。

そもそも豊かな国と貧しい国という二分法が間違っている。4つの水準に分けて世界の国々を分類すべきである。世界は分断されている、どんどん悪くなっている、目の前を過大視する、単純化する、犯人捜しをする、など十の分類に分けて、誤った思い込みをする要因を探る。改善するため、今すぐ行動に移せと提言する。(上杉周作、関美和訳、日経BP社、2019)

2026年4月27日月曜日

密会 昭和34年

中平康監督、日活、71分、白黒映画、桂木洋子主演。桂木は東大教授のかなり若い妻である。夫の教え子たちが家に来る。その中の一人と不倫の関係になっていた。

ある夜、二人が繁みで会っていると、タクシーが止まり、そこから男が出てきた。後から出てきた男は最初の男を刺し逃げる。明くる日、新聞を見るとタクシーの運転手が殺されたと記事が出ている。自分たちが見た事件であった。桂木は何食わぬ顔で過ごそうとしたが、相手の大学生は警察に行って話そうと言うのである。桂木は強く反対する。自分たちの間がばれてしまうではないか。その醜聞に耐えられない。しかし大学生は運転手の家族のためにもぜひ話すべきと言い張る。

家を出て駅に向かう。桂木は後を追う。駅のホームで電車が来る直前、桂木は大学生を突き落とす。大学生は轢かれる。桂木はその場を逃げて離れ、坂道まで来て息をつく。しかしほどなく自転車を漕いだ男二人がやってきて、桂木を捕まえ見ていたぞと言い、引き立てていく。

2026年4月26日日曜日

バワリイ The Bowery 1933

ラオール・ウォルシュ監督、米、92分。19世紀末のニューヨークが舞台。バワリイとはその地区の名である。ここで大物とされているのは酒場を経営している男で、孤児の少年を息子のように可愛がり、同居させている。ライバルはにやけた二枚目で、男と張り合っている。

火事の知らせが来ると、お互いに消防団を率いているので我先に火事の現場に駆けつける。江戸時代の火消しのようなものである。現場に着いても二人が自分の方が先だと喧嘩し、消火はそっちのけで地域は全焼する。歌手希望だが仕事のない若い女と知り合い、助けるため自宅に連れてくる。すると同居の孤児はすねて出ていく。ライバルは、男の家にいる若い女を見て惚れ、女も相手を好きになる。二人で海辺へ遊びにいったりする。

ライバルがブルックリン橋から飛び込むと宣言し、話題になる。男はできたら店をライバルにやると賭けをする。ライバルは人形を作り飛び込ませた。これでライバルの勝ちとなり、男は店をとられ、一文無しになっただけでなく、人々からも無視されるようになる。米西戦争が始まり、男は志願する。男にライバルの飛び込みはインチキだと言う者がいて、男はライバルの物となっている店に殴り込みに行く。二人で決闘することになる。島で行われた決闘から戻ってきたのは男であり、勝者となったので、また人気を取り返す。男に警察が来て、相手を負傷させた容疑がかかっていると言う。ライバルの病室ではあの女が付き添っていた。そこに来た男を、警察は負傷させた相手かときく。ライバルは否定する。警察は去る。男はライバルにお前も戦争に行けと誘う。映画の最後では二人が女と別れた後、軍服で行進し、孤児が荷車の中から顔を出す。

2026年4月25日土曜日

ヒッチ・ハイカー The hitch hiker 1953

アイダ・ルビノ監督、米、71分、白黒映画。ヒッチハイクをして車の運転手等を殺す犯罪者がいた。二人の男は途中で車がエンコしているらしい男を乗せてやる。実はその男がヒッチハイク殺人犯であった。銃を取り出し、自分の言うことを聞けと運転手とその同僚に指示する。

メキシコに逃げるつもりだった。ラジオで警察の動きを聞きながら車を走らせる。メキシコに着く。メキシコの警察は米の警察からの連絡で、ヒッチハイク殺人犯を指名手配にしていた。酒場で頼み事をすると、男の一人が殺人犯だと手配の写真を見て知る。警察に連絡する。男三人が着いた先でメキシコ警察が待っていて殺人犯を捕まえる。