蜷川幸雄が演出した舞台の映画化。総天然色。
これは1985年の舞台上演をそのまま映像化したもの。
マクベスに平幹二朗、マクベス夫人に栗原小巻。衣装や舞台は日本の戦国時代である。しかしながら台詞は原作の翻訳を使い、名もマクベスとかダンカンとか、ダンシネーンとかカタカナ語なのである。
つまり普通の舞台とは、時代が異なる設定ということで翻訳劇そのままである。
黒澤の『蜘蛛巣城』のように完全に日本の話にしてしまえばもっと素直のような気がした。これは舞台の映像化なので、実際の舞台を観ればまた感想も変わるだろうと思った。
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