副題に「友枝喜久夫の能」とあるように能の名人友枝についての本である。
大型の本である。半分は写真集で後は白洲の随筆と友枝との会談。
自ら能を習った白洲が友枝の能に感心し、その藝を述べた最初の章。ここでは能に詳しくない人も対象として、基礎的な事項にも触れている。
続く章では友枝との会談。というか能に関するお喋りであり、詳しい者同士ならではの会話になっている。最後の章で再び白洲が友枝の藝について語る。
この本の読了後、講談社学芸文庫で他の随筆と併せて出版されていることを知った。
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