チャールズ・ロートン監督、ロバート・ミッチャム主演のフィルム・ノワール、白黒映画、白黒でなくてはならないと思わせる映画である。
映画は警官に捕まる寸前に、父親が幼い息子、娘に盗んだ大金を渡す場面から始まる。決して誰にも言うなと言いつけ。その後父親は刑務所に入り死刑となる。死刑の前に同房の偽伝道師は彼が大金を隠していることを嗅ぎつける。
死刑された男の未亡人と子供の住む田舎町に伝道師はやってくる。弁舌巧みに自らが潔癖なまでに信心深いと田舎の人たちに思い込ませる。未亡人を誑し込み結婚する。もちろん目的は大金である。兄は男に気を許さない。彼の目的がカネと知り、ただそのありかは知っていないとわかると適当なことを言ってごまかす。
とうとう危険を感じた兄妹は家を逃げ出す。その頃男は新妻を殺害し、池に沈めていた。
兄妹は川を舟で下る。たまたま宗教心のある老婦人に助けられ、その家に他の子供たちと一緒に住む。伝道師は子供たちを捜しにやってくる。老婦人はこの男が悪人と気づき、銃を持って子供たちを守ろうとする。
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