東ドイツの女性監督ミッセルヴィッツによる記録映画。白黒映画。
多くの女性に対するインタビューから成る。彼女たちのこれまでの生き方やその評価を聞く列車の旅を続ける。
何回か離婚して自分の子供を育ててきた女性、家出した少女二人、工場労働者、ダンス教師、結婚60年目を迎えた夫婦、子供の養育施設に人生を捧げた女性などなど。『デブラ・ウィンガーを探して』の東独の市井の女性版というべき映画。
インタビューなのでどうしても会話が多く、列車の中で延々と過去を喋る女性から始まる。最初は少し映画的には単調な気がしたが、観ていくうちに興味が出てくる。
結婚60年目の祝宴で曾孫まで含めた家族一同が集まる。そのインタビューで老夫人に夫と結婚して良かったかを尋ねる。意外にも否定的な回答である。
この夫人の家族が後から映画観て何か思わなかったか正直気になる。
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