2016年12月1日木曜日

最後の戦闘機 L'Équipage 1935



フランス映画、リトヴァク監督、主演はアナベラ。第一次世界大戦が舞台。
前線へ出生する若い兵士。見送りに恋人が駆けつける。配属先を聞くと女は暗い顔になる。若者は戦闘機の搭乗員である。評判の悪い髭面の操縦士がいる。しかし若者はその髭面と意気投合し、二人はペアを組み同乗し活躍する。お互い自分の妻や恋人の自慢をする。
若者がパリへ一時帰省できるので、髭面は妻への手紙を託す。その妻に会って若者は驚く。自分の恋人であったからだ。女は完全に若者に心を移している。
隊に戻ってから若者は暗い顔になり髭面によそよそしくなる。女が隊へ夫に会いにやって来る。若者と隠れて会う。危険な戦闘に隊が出発することとなるが、一名だけ後方へ戻れる。それを夫と同席してたまたま聞いた女は若者に告げ、自分のために後方に志願して欲しいと頼む。一時的に若者は志願するもののすぐ撤回する。髭面はそれを知っているのは妻だけなので二人の関係に気づくようになる。再び二人は戦闘機に乗り闘いに出るのだが。
アナベラ演じる主人公は女には恋しかないと言い、女らしい盲目的な行動で恋人を守ろうとする。ただ夫の髭面も悪い人でないので少し気になる。
原題は仏語辞書によれば乗組員とか搭乗員の意味らしい。字幕では「組み」という言葉が使われる。意味は分かるが今ならペアとか相棒とかパートナーとか使うのではなかろうか。

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