2016年12月18日日曜日

建築家たち Die Architekten 1990



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東ドイツのペーター・カハーネ監督による総天然色映画。
30歳代後半の主人公の建築家はこれまで大した仕事にありつけず不満であった。それがベルリン新興地区の再開発の設計を任される。意気込んで取り組み、チームも知り合いの建築家仲間に呼びかけ集める。7人集まった彼らを見て責任者が七人の侍かと言う。
彼らは理想主義的に、熱心に地区のデザインを議論し、案を固めていく。

主人公が仕事に打ち込む一方で妻は退屈な日々に耐えられないという。遂に離婚を言い出す。恋人のスイス人がいるという。一人娘も連れていくと言い出すと、主人公は猛烈に反対するが、結局妻子と別れる羽目になる。

苦労して作り上げた案を、行政側に見せると建築の決まりや費用の問題点を挙げ、非常識といって拒否される。妥協が許せない仲間は去っていく。妥協しても計画自体が却下されたと言われる。主人公は粘り強く諦めずに問い詰めていくと意外な展開になる。
西側にいる娘から学校の旅行で西ベルリンに来ているので、会いたいと連絡が来る。ブランデンブルク門へ行く。
 
フィルムセンターのパンフレットによると「「壁」崩壊をはさんで製作された、ドイツの歴史的転換を象徴する作品」だそうだ。

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