2025年1月30日木曜日

ベッスリアの女王 Judith of Bethulia 1914

D・W・グリフィス監督、米、無声映画、50分。旧約聖書外典「ユディト記」にあるユディトによる敵の将軍ホロフェルネスの首斬りの挿話、カラヴァッジョその他の絵画で名高い、を元にした映画。

アッシリアから派遣されたホロフェルネス将軍はユダヤ人の町ベトリア(ベッスリア)を包囲する。城壁に囲まれ、なかなか陥落しない。将軍は持久戦に出て町を囲み、外にある井戸に住民が近づけないようにする。飢えなどで住民は倒れていく。

未亡人であるユディトは召使を連れてホロフェルネスの陣地に行く。そこで色仕掛けでホロフェルネスの気を引く。夜にホロフェルネスと二人きりになったところで、剣でもってホロフェルネスの首を斬る。何度かためらってユディトは剣を振り下ろそうと迷う。画面が変わるとホロフェルネスの首はギロチンで斬られたように下にころがる。召使と共にその首を密かに抱えてベトリアの町に戻る。敵の将軍の首を斬ったというので、住民の士気は上がり、敵勢に切り込む。将軍を失った敵は敗走していく。

0 件のコメント:

コメントを投稿