主人公は恋人がいるので今の妻と離婚したい。しかし妻は離婚しないと言う。腹が立って家を出た主人公は初めにバーで会った女に声をかけ、劇場に行く。南瓜型の派手な帽子を被った女である。舞台で歌っている南米出身の女歌手はあからさまに女に敵意を示す。男が女の名も聞かず別れて帰宅すると妻が殺されていた。
容疑は主人公にかかる。主人公が女といたという自分のアリバイを証明しようとするが、バーの店員や運転手、劇場の担当など男は一人で来たとしか言わない。全く女は消えてしまい誰もその女がいたと言わない。アリバイが証明できない主人公は死刑宣告を受ける。何とか無実を証明したい。それをしてくれる友人は仕事で南米にいる。呼ぶと来てくれる。友人や、主人公の有罪に疑問を持った刑事、また恋人は主人公のアリバイを確かめようとする。証言した者たちに当たっていく。手がかりがつかめたと思ったら、その者は殺されてしまう。死刑の日が近づいてくる。最後の日になって真相が分かった。奔走している友人が犯人だったのである。
0 件のコメント:
コメントを投稿