ルネ・クレマン監督、仏、105分。第二次世界大戦の末期、オスロからドイツの潜水艦が南米に向けて出発した。戦局悪化の中、南米にナチの新拠点を作るつもりだった。
乗り込んでいるのは雑多な人々であった。イタリア人の富豪と結婚している女は潜水艦の将校の情人だった。その女が事故で怪我をする。医者は同乗していない。フランスに一時的に上陸し、近所の医師を拉致する。この医者が主人公で、映画は元の故郷に戦後戻ってきたところから始まる。医者は女の治療をする。もう潜水艦は潜航を始めていた。これで医者は否応なく潜水艦の一員となった。
そのうちにドイツが降伏したという情報が入る。南米に着き、現地の工作員に連絡するが何の返事もない。複数の者が上陸してその連絡員に会う。もうドイツの時代でないと言われる。その男を殺し、潜水艦は再び出航する。燃料がもうない。ドイツの船に連絡がとれ、給油してもらうこととなった。給油後、敵方に渡さないため船を破壊する。潜水艦の中では乗組員が反乱を起こし、潜水艦を捨ててボートで逃げ出す。医師は捉えられていたため、潜水艦に一人残される。後に米軍に助けられる。
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