2024年12月1日日曜日

大岡昇平『現代小説作法』ちくま学芸文庫 2014

小説家の大岡昇平が昭和33年から翌年にかけて雑誌に公表したのが最初で、その後手を入れてきた。

ここでは小説を書く際には
、良い主題を持つ、さらに何が主題であるか、はっきりつかむ、これが重要であると述べる。これ以降は小説についての分析であり、作法の話でない。どう書き出すべきか、ストーリーとプロットの違い、主人公についてなど、小説を読んだり、分析する参考となる事柄を述べている。読み物として面白くいかにもためになるといった書物である。

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