斎藤寅次郎監督、新東宝、78分。
同名の歌謡曲が昭和23年に大ヒットしたので、同曲の歌手岡晴夫を主人公としてつくられた映画。他に少女時代の美空ひばりが出演し、歌を披露している。
主人公の岡の父親はハワイにいて岡は父を慕っている。岡が花売りの娘、美空を助けたことから美空は岡の家に来る。岡は同室の古川緑波と共に花菱アチャコ、清川玉枝の夫婦が営む店の2階に住んでいた。その清川が美空の本当の母親と分かる。清川は感激するが、美空の姉は自分たちを捨てた母親を許せない。
岡は美空の姉を好きになる。姉は日本人形を作り、それを輸出業者に納めている。ハワイにも人形が輸出されると聞き、美空は人形の裏に岡の住所を書く。岡がハワイにいる父に会いたいと知っていたからだ。
古川を慕うパン屋の娘がいて、建築家の古川に安いパンを売っている。パンで懸賞の建築案を修正していた。娘が気を利かせてバターをパンに入れたので、建築図案はダメになる。古川は怒るが娘の誠意が分かり好きになる。また美空の姉も清川への意地をやめ、親子仲良くなる。
ハワイの、岡の父親から便りが来る。それで岡はハワイに向けて立つ。美空の姉を好いていたが他にいい縁談があるのであきらめていた。
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