ヒッチコック監督、英、97分。
汽車の中で失踪した婦人を捜すのが中心の映画である。
ヨーロッパが舞台。まず山中のホテルから始まる。列車が来ず満員である。登場人物が多く、初めのうちは誰が主人公なのか分からないくらいである。西洋とは言え、あまりに非常識過ぎる行ないを堂々とやる人物、場面がある。観客を笑わせるつもりなのかもしれないが、唖然としてしまう。
列車出発の前の晩、歌っている男が何もかに殺される。発車の直前、老婦人の頭上にものが落ちてきて、代わりに主人公の女に当たり、少し調子が悪くなる。
主人公の女と老婦人は食堂に行く。戻って来て寝る。起きてみると老婦人がいない。周りの者に聞いても、そんな老婦人は初めからいなかったという返事ばかり。女は捜す。みんな知らないとの答え。前の晩、ホテルでひどい目にあわされた男に出会う。逃げだしたいところだが、女に興味を持つ男は捜索を手伝うと言い、他の者は誰も相手にしてくれないので一緒に行動する。
結局老婦人は誘拐されて列車の中にいた。それを見つけてからも悪漢の手を逃れるために苦労し、銃撃戦になる。最後は老婦人がスパイで、暗号を外務省に届ける役を男女は仰せ使う。暗号は音楽の節に隠されていて、それもネタの一つであった。
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