2020年6月22日月曜日

危険な場所で On Dengerous Ground 1951


ニコラス・レイ監督、米、82分、白黒映画。

映画の前半では街の刑事が悪党どもを痛めつけるので、上司から譴責される。心がすさんで他人に容赦ない人間になっていた。そのため北の田舎で起きた殺人事件の手助けに行けと命令される。
雪深い田舎で少女が殺害された。父親は怒り狂い、犯人を殺しやると息巻いている。刑事の助けなど全く不要と怒鳴る。

犯人らしき者が車を盗んで逃走した。刑事と父親も車を借りて後を追う。雪で滑り転倒する。犯人の車も空だった。近くを捜す。一軒家がある。行くと盲目の女の一人住いだった。ここに隠れているのではないかと家捜しするが見つからない。
盲目の女の弟が犯人で、匿っていた。刑事は女と話し、自分なら弟を殺さず警察に渡せると説得する。父親に殺させないようライフルの銃弾は抜いておいた。
弟は姉の言うことを聞かず、自首するつもりはないので逃げる。それに気が付いた刑事がまず追い、後から来た父親は銃をぶっ放すが弾は出ない。二人で弟を追う。岩上に逃げた弟は手を滑らし落下、死亡する。父親も犯人を見て子供じゃないかと言う。

残された姉に刑事は何かしようとするが、姉は拒む。刑事は街へ帰る。街の灯りの中、思う。後になって刑事は姉のところに戻り、女の手を取り、今度は女も受け入れる。

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