ゴッドフリー・レッジョ監督、米、87分。記録映像を使って解説は一切なく、音楽のみで表現する映画。
最初の方は大自然を描き、後半では人間の社会が主に出てくる。都会の映像では、早回しで変化する様子が高速で次々と映し出され、現代社会の諸相を改めて見せつけている。
音楽はミニマル・ミュージックのフィリップ・グラスが担当し、グラスらしい繰り返しの旋律映画に合っている。元々映画よりグラスの音楽として知っていた。
聞きなれぬコヤニスカッツィという題は、ホピ(インディアンの一)の言葉で「常軌を逸し、混乱した生活。平衡を失った世界」などといった意味があると映画の最後に出てくる。
変わった映画であり、一見の価値はある。
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