2020年8月20日木曜日

007ドクター・ノオ Dr. No 1962

 テレンス・ヤング監督、英米、105分。007シリーズの第一作映画。

ジャマイカの英諜報機関が襲われる場面から始まる。連絡がとれない英本部は、007ジェームズ・ボンドを派遣する。現地で謎の島、クラブ・キーが怪しいと分かり、007は乗りこむ。若い女と会う。島に基地があり、その主ドクター・ノオは中国と欧州の合いの子で、ソ連側と組み、悪事を企んでいた。007は島を破壊し、若い女と逃げる。

ショーン・コネリー演じるジェームズ・ボンドシリーズの第一作で、色々興味深い。まず当然ながらショーン・コネリーは若い。島で捕まったり、眠り薬入りの茶で寝込んでしまったり、ドクター・ノオの部下から殴られるなど、後の超人007に比べ、人間的である。美女といい仲になる設定は後と同じ。冒頭の007が出てくるパターン化された場面では音楽が異なる。ドクター・ノオは中国人の子とあるが、普通の欧州人が演じている。中国人の悪人科学者フー・マンチューは20世紀初頭の小説の有名な登場人物だった。それに影響されているかどうか知らない。

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