2019年7月22日月曜日

団地妻 ニュータウン禁猟区 昭和59年

西村昭五郎監督、にっかつ、71分。

団地に引っ越してきた若夫婦。妻(仁科まり子)は、以前からいる三人の主婦から教えてもらう。退屈する仁科にAVを見せたり、店に連れていく。そこで見たビデオの背景の街頭風景に自分の夫が知らない女と連れだって歩いている。
仁科は鳩好きで何羽か飼っていた。鳩がいなくなっていることに気づく。
悪友たちに誘われ、酷い目に会い、酔っているので帰りのタクシーで運転手の気を引く。運転手はその場は断るが、後になって本気になって仁科に迫ってくる。

夫は出張のはずがいきなり帰って来て、仁科が浮気しているのだろうと難癖をつける。元々自分が浮気している夫は仁科と別れようとしていた。また仁科が不安を感じた出来事は友人面の主婦が企んだと分かる。仁科は自分にのぼせている運転手にその主婦を犯すよう命令する。
すっかりすれっからしになっていた仁科。新しい若い夫婦が団地に引越して来たのを見る。その妻に親切そうに話しかける。かつて自分が三人の主婦にされたように。

国立FAの逝ける映画人を偲んでの企画では、日活ロマンポルノほかで活躍した西村昭五郎監督をしのび、団地妻シリーズの2作品を上映した。

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