2019年7月29日月曜日

コント55号と水前寺清子の神様の恋人 昭和43年

野村芳太郎監督、松竹大船、89分。

コント55号は幼馴染み、高校生時の回想がある。大きくなって静岡県の大浜町で再会する。坂上二郎は屋台のラーメン屋、妻は樹木希林である。家を持つのが夢である。
風呂屋の娘が水前寺清子、萩本坂上がかつて憧れた娘にそっくりである。水前寺の父親は伴淳三郎、益田喜頓は恋人の父親である。伴と益田は仲が悪い。益田はコント55号二人の高校生時の熱血教師であった。しかし馘にされ、今はこの町の建設課に勤めている。

町にスーパーマーケットをつくる計画がある。仕切るのは町のボスである内田良平。ただし今の商店街を整理してつくった後は、東京の店を呼ぶという噂がある。
坂上は夢であった家の建設で内田から融資を受け、内田側に着く。スーパー建設に町の人の協力を得るため、催しをする。萩本の知りあいの業者からザ・タイガースを呼ぶことになる。しかしやって来たのは、偽物で内田は怒る。何とかごまかそうとするものの、ばれて大騒ぎになる。

益田は内田に買収されていたが、萩本の諫めなどあり、町民に東京からの業者をスーパーに入れる予定だと真相をばらす。スーパーはとりやめ。坂上も内田から協力が得られなくなり、我が家建設も夢と消える。萩本は別れ旅に出る。

昭和40年代に入ってグループサウンズブームが起こり、全国でスーパーマーケットの建設が進んだ。それらを背景とする。

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