2019年7月8日月曜日

バナナ 昭和35年

渋谷実監督、松竹大船、90分、総天然色映画。
若き日の津川雅彦と岡田茉莉子が主演の映画。津川と岡田が台湾バナナを輸入して儲けようとする。

津川は在日台湾人のドラ息子で、終戦で儲けた台湾人である父も暢気な男。母親は日本人で杉村春子がやっている。女友達が岡田茉莉子。津川は神戸に住む叔父(小沢栄太郎)から台湾バナナの輸入権をもらう。父親のところへ出入りしている台湾人の悪徳学生(小池朝雄)は横浜中華街のボスとつるみ、津川や父親からカネを巻き上げようとする。

バナナが日本では稀少な輸入品だった時代を背景にし、日本人が演じているものの、在日中国人(台湾人)が多く活躍するという異色映画。
ともかく登場人物たちが若く、古き良き時代を感じさせる映画である。

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