テレビの連続ドラマを映画化(配役は異なる)した作品。当時、萩本欽一と坂上二郎からなるコント55号は非常に人気のあるお笑いコンビだった。そのうちの坂上が大型トラック運送の運転手、萩本はその弟、母親がミヤコ蝶々という設定である。
坂上はある日街道の食堂で榊原るみから頼まれ、東京まで乗せてやる。その後知り合いの男を訪ねようとした榊原は、男が職場を辞め居所がわからないと知る。やむなく親切にしてもらった坂上宅を訪れる。坂上は何度もしたお見合いがまた破談になったばかりだった。
坂上と母親のミヤコ蝶々は喜び、その家においてもらう。更に坂上の紹介で倍賞千恵子が経営する食堂で働くようになる。ある日、男の居所が分かり榊原は早速赴く。男は仕事が嫌になり東京を呪い田舎に帰ろうといい、榊原に乱暴を働こうとする。榊原は逃げだす。
坂上がトラック便で家にいない時、ミヤコ蝶々は榊原に坂上と結婚してくれと頼む。驚愕する榊原。坂上が戻ってくると榊原はいない。ミヤコ蝶々や賠償から事情をきく。榊原の新しい職場に坂上は訪れる。そこで間接的な恋の告白を坂上はする。家に帰った坂上は弟の萩本と喧嘩する。その際、ミヤコが倒れ亡くなる。一年後、坂上はトラック運送に行く前、昼休み中の榊原に母親の一周忌には来てくれと頼み、榊原は快諾する。
典型的な松竹の人情喜劇のひとつ。
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