2025年3月6日木曜日

五月の七日間 Seven days in May 1964

ジョン・フランケンハイマー監督、米、118分、白黒映画。バート・ランカスター、カーク・ダグラス、フレデリック・マーチ他出演。軍人が米国をクーデターで乗っ取ろうとする話。

映画制作より数年先、近未来の設定。支持率の低い大統領はソ連と軍縮条約を結んだ。これに対し、空軍の最高司令官であるバート・ランカスターは大反対をする。条約などで平和は保てない。条約など守ったことのない相手である。真珠湾攻撃も条約があったところで防げたはずもない。ランカスターの部下がカーク・ダグラスである。そのダグラスは偶然、秘密の作戦やそのための措置があると知る。なぜ自分が知らされていないのか。調べていくうちに上司ランカスターが仕組んでいるクーデター計画のようだ。大統領に話す。大統領は部下たちにその証拠を集めるよう指示する。本当だった。

大統領はランカスターを部屋に呼ぶ。大討論になる。ランカスターは大統領のやり方では米国を守れない、自分が指令者になるつもりだと主張する。部屋を出てランカスターは計画を進めるが、大統領の方もランカスターを排除すべく手はずを勧める。最後の記者会見で大統領は、いつか国家間のもめごとを平和に処理できる日が来るだろうと希望を述べる。

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